日本の銀行経由で作る
海外銀行口座は、日本の銀行を通して作ることが可能です。ここでは、日本の銀行を通して口座を開設するメリットや、開設する手順などをご紹介します。
「日本の銀行経由で作る」メリット
海外渡航の費用を節約できる
海外銀行の中には、日本の銀行と提携している銀行があり、日本にいながら口座を開設することが可能です。
例えば、三菱UFJ銀行では、タイのアユタヤ銀行のタイバーツ建預金口座の開設をサポートしています。タイ在住予定の人だけを対象としたサービスですが、転勤や移住、留学などの前に日本で手続きができれば、往復の渡航費や滞在費、時間などを節約することができます。
しかし、ほとんどの銀行では、海外銀行の口座開設業務は取り扱っていないので要注意です。
日本語でサポートが受けられる
日本と海外とでは銀行文化が異なるため、口座開設のために必要な書類を用意するのが難しい場合があります。
また、国ごとに法律が異なる上、銀行によって規制やルールが定められていることにも注意が必要です。現地の言葉が分からない方にとっては、手続き自体が大きな壁となるかもしれません。
しかし、日本の銀行経由で口座を開設すれば、日本語で案内が受けられます。銀行によっては日本人専用窓口が設置されているので、気になることを気軽に相談することが可能です。
非居住者でも口座を開設できる
近年、マネーロンダリング撲滅のための動きが世界的に強まっており、非居住者が銀行を開設するのが厳しくなっています。
例えばアメリカでは、金融サービスを受けるためにはSSN(Social Security number、社会保障番号)が必要で、非居住者が口座を開設するのは簡単ではありません。
ただし、銀行によっては、提携している日本の銀行を通すことで、現地での本人確認などをしなくても口座を開設できる場合があります。
日本の銀行経由で海外銀行口座を開設する方法
1.銀行を選ぶ
一般的に、銀行口座の開設には、社会保障番号やビザなどその国に住んでいることを証明する書類が必要になるため、非居住者が口座を開設するのは簡単ではありません。
中には、提携している日本の銀行を通じて口座を開設できる銀行もありますが、数が限られている上、金利など詳しい情報がホームページで確認できないので要注意。また、どちらかというと、法人の海外拠点設立支援や、個人の転勤・留学などを想定したプランが多いようです。
2.必要書類を用意する
銀行を通して開設する場合に必要な書類は、申込書や日本の運転免許証(コピー)、パスポート(コピー)、クレジットカード(コピー)などです。
多くの銀行では、ホームページに必要書類が記載されているので、チェックしながら自分で用意を行います。
ホームページに記載されていない場合は、提携銀行か、海外銀行に問い合わせを行い、必要書類の確認を行わなくてはなりません。
3.オンライン手続きまたは郵送する
日本の銀行経由で海外銀行の口座を開設するといっても、日本の銀行口座のように開設まですべて行ってくれるわけではありません。
日本の銀行が行ってくれるのは、海外銀行の口座開設の取り次ぎだけ。実際の口座開設手続きは、郵送やオンラインで個人が直接行わなくてはなりません。
ただし、不明点や不安な点についての相談はコールセンターが対応してくれるようです。
まとめ日本で開設できる銀行は限られているので要注意
海外銀行口座を開設する方法の一つに、日本の銀行経由で開設する方法があります。日本の窓口で、必要書類や手続きの案内を行ってくれるので、「現地に行かずに口座を開設したい」「日本語でサポートして欲しい」という方におすすめです。
ただし、日本の銀行と提携している海外銀行は限られており、興味のある銀行で口座を開設できない場合がある点はデメリット。また、日本の銀行では開設取り次ぎのみのサポートで、情報収集や開設手続きはすべて個人で行わなければならないので、サービス内容をよく確認しておいた方が良いでしょう。
「自分の目的にあった銀行で、手間をかけずに開設したい」「開設後のサポートまでトータルに任せたい」とお考えなら、「海外銀行口座開設のサポート会社」を利用するのがおすすめです。
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合同会社PPS
「海外銀行口座開設」のプロフェッショナル
- 合同会社PPS
- 吉岩勇紀代表
2007年創業、これまで2,500人以上の海外銀行の口座開設をサポート。独自の人脈と豊富な知識で海外銀行とのコネクションを築く。現在はプライベートバンク(モナコ)・アクレダ銀行(カンボジア)・JDB銀行(ラオス)をはじめ、計8銀行の口座開設をサポートしている。