海外銀行口座の開設方法を解説
海外銀行口座を開設する際には、知っておきたい基礎知識があります。ここでは、海外銀行口座のメリット・デメリットや海外銀行の金利、海外銀行口座の違法性などについて解説します。
海外銀行口座のメリット・デメリット
海外銀行口座には、日本に比べて金利が高い、為替変動や財政破綻に備えることができる、投資などに比べると安全性が高い、といったメリットがあります。
一方で、手続きが外国語でわかりにくく煩雑、入出金の際に為替手数料が発生する、預金時と出金時のレート次第では損益が発生する場合がある、などのデメリットも。
日本の口座と同じ感覚で利用すると、思わぬ落とし穴があるので要注意です。
ここでは、海外銀行口座を開設するメリットやデメリットをご紹介します。「海外銀行口座開設」のプロフェッショナルに注意点なども解説頂いているので、ぜひ参考にしてください。
海外銀行口座はネットで開設できる?
「海外銀行口座を開設したいけど、現地に行かないといけないの?」と疑問に思っている人が多いようです。
海外銀行口座を開設する方法には、主に「現地の窓口で開設する」「海外銀行の日本支店で開設する」「日本でオンラインで開設する」などの方法があります。
かつては現地に行かなければ開設することができませんでしたが、最近は、日本にいながら開設することが可能です。
ただし、経験のない方がネット上の情報だけを頼りに開設を行うのは要注意。なんとか開設できても、取引でトラブルが発生する可能性があるため、サポート会社や銀行のアドバイスを受けるのがおすすめです。
海外銀行の金利はどれくらい?
普通預金金利0.001%、定期預金金利0.002%ほど、という日本の銀行金利に対して、海外の銀行では、高い金利が期待できます。
中には10%以上の金利を設定している銀行もあり、資産運用先として注目されています。
銀行の金利は、各国の政策金利や銀行の経営方針によって大きく変わります。一般的には、経済成長が著しい国では金利が上昇する傾向にあるようです。
ただし、情勢が不安定な国や銀行も金利を高く設定する場合があるので注意が必要です。金利の高さだけで銀行を選んでしまうと、大きな損をしてしまうかもしれません。
ここでは、専門家の解説も交えながら、海外銀行の金利についてご紹介します。
海外の銀行口座開設は違法では?
海外銀行に口座を開設することは、違法ではありません。
外為法では、「企業や個人が自由に海外の企業や個人と資本取引、決済等を行うことができる」としており、海外に預金口座を開設することも認められています。
違法なのは、国の認可を受けていない業者が、口座開設を勧誘したり、預金口座の開設資金を外国に送金させたりすることです。
また、銀行開設の手続きを代わりに行う代行業者は違法ですが、サポート会社は合法であり、問題はありません。
ここでは、実際の法律をチェックしながら、どんな行為が違法なのかを解説します。ぜひ参考にしてください。
オフショア銀行とは?
オフショア銀行とは、海外に拠点を持つ銀行のうち、居住者以外の預金・運用を目的とした銀行のこと。その中で、「タックス・ヘイヴン(租税回避地)」にある銀行のことをオフショア銀行と言う場合もあります。
オフショア銀行には、金利が高い金融商品を利用できる、為替変動や財政破綻などのリスクに備えられるなどさまざまなメリットがあります。
ただし、オフショア銀行だからといって、すべての銀行が高金利・安全とは限らないので要注意。
また、何らかのトラブルが起きた場合は、現地の言葉で直接コミュニケーションを行わなくてはならないので、慣れていない方は、専門知識のあるプロにサポートしてもらうのがおすすめです。
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合同会社PPS
「海外銀行口座開設」のプロフェッショナル
- 合同会社PPS
- 吉岩勇紀代表
2007年創業、これまで2,500人以上の海外銀行の口座開設をサポート。独自の人脈と豊富な知識で海外銀行とのコネクションを築く。現在はプライベートバンク(モナコ)・アクレダ銀行(カンボジア)・JDB銀行(ラオス)をはじめ、計8銀行の口座開設をサポートしている。