海外銀行の金利はどれくらい?
海外銀行の金利はおおむね日本より高く、「日本の銀行金利の数千倍」というケースも珍しくありません。ここでは、「一体どれくらいなの?」と疑問をお持ちの方のために、海外銀行の金利について解説します。
海外銀行の金利目安は?
海外銀行は、普通預金金利0.001%、定期預金金利0.002%の日本と比べて高い金利が期待できます。中には10%以上の金利を設定している銀行もあり、資産運用先として注目されています。
たとえば、日本から近い韓国の普通預金金利は0.1%。定期預金金利は銀行によって異なりますが、0.65%〜0.85%です。
中国は、普通預金金利が0.3%。定期預金金利は1.75%〜1.78%となっています。
東アジアで特に金利が高いのは、モンゴルでしょう。チンギス・ハーン銀行の普通預金金利は4.8%。定期預金金利は、なんと11.2%なので、1,000万円を預ければ年間で100万円以上の利息が得られる計算です。
主要国の金利は?
一方、主要国の金利を見ていくと、インドの普通預金金利は2.7〜3.0%、定期預金金利は5.5〜6.3%。
アメリカの普通預金金利0.01〜3.00%、定期預金金利は0.02〜4.00%。
イギリスは、普通預金金利0.25〜0.5%、定期預金金利は1.3〜3.4%、オーストラリアは、普通預金金利0.06%〜1.10%、定期預金金利3.30〜4.00%です。
各国の金利はさまざまで、アメリカや欧州などの主要国だからといって、銀行金利がそれほど高いわけではありません。
金利だけで選ぶのはリスクが伴う
銀行の金利は、各国の政策金利や銀行の経営方針によって大きく変わります。
日本でも高度経済成長期には金利が高く、1970年代には、郵便貯金(ゆうちょ)の定期預金金利は9%でした。海外でも同様で、経済成長が著しい国は、銀行金利が高く設定される傾向にあります。
その一方で、10%以上もの超高金利を設定している国では、経済状態に問題を抱えている場合もあるので要注意です。
金利の高さだけで銀行を選んでしまうと、大きな損をしてしまうかもしれないので、大きなリターンの裏側にどのようなクレジットリスクがあるのかを確認しておきましょう。
ホントのところは?
「海外銀行口座開設」のプロフェッショナルが解説
合同会社PPS吉岩代表の回答
経済成長を迎えている国の金利は上昇傾向
一口に海外と言っても、アメリカやヨーロッパなど主要国の定期預金は0.1%〜1%程度。世界的に見てもそこまで高いわけではありません。
経済の安定と金利は必ずしも相関関係にあるわけではなく、先進国であっても金利が高いとは限らないんです。
むしろ、高度経済成長期の日本のように、急速な経済成長を迎えている国の金利は上がりやすい傾向にあります。
日本も今でこそ金利がゼロに近い状態ですが、かつては10%を超える時代もありました。当時は企業が銀行に融資を求め、銀行が融資資金を調達するために、預金金利を上げていたからです。
合同会社PPS吉岩代表の回答
国のリスクなども総合的に判断
経済成長が著しい国では融資需要の増加などから金利が上昇したり、資金調達をしたい銀行が国外から預金者を募集するために金利を上げたりする傾向があります。
ただし、情勢が不安定な国や銀行も金利を高く設定する傾向があるので注意が必要です。
金利だけでなく、国に対するリスクも総合的に判断してください。そうした情報は独学で知るには限界があり、ネットでは偏った情報も多いため、専門家を頼るのがおすすめです。
弊社(合同会社PPS)は最大金利8%のモナコのプライベートバンクなど高金利の銀行はもちろん、カンボジアなど経済成長が著しい国の銀行を厳選し、外貨での資産形成を検討中の皆さまにサポートを提供しております。
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合同会社PPS
「海外銀行口座開設」のプロフェッショナル
- 合同会社PPS
- 吉岩勇紀代表
2007年創業、これまで2,500人以上の海外銀行の口座開設をサポート。独自の人脈と豊富な知識で海外銀行とのコネクションを築く。現在はプライベートバンク(モナコ)・アクレダ銀行(カンボジア)・JDB銀行(ラオス)をはじめ、計8銀行の口座開設をサポートしている。