オフショア銀行とは?
ここでは、さまざまなメリットから注目を集めるオフショア銀行について、基礎知識から、プライベートバンクとの違い、「オフショア銀行=税金がかからない」という噂の真偽などについて解説します。
租税回避地にある銀行
オフショア銀行とは、海外に拠点を持つ銀行のうち、居住者以外の預金・運用を目的とした銀行のことです。金融業界では多くの場合、「タックス・ヘイヴン(租税回避地)」にある銀行のことを言うようです。
タックス・ヘイヴンの国としては、香港やシンガポール、モナコ、セーシェル共和国、ケイマン諸島などがあります。
オフショア銀行に口座を解説するメリットは、日本よりも利回りの良い商品を利用できる点です。
日本と海外では金融上の法制度が異なるため、日本にはないタイプの金融商品を利用することも可能。また、為替変動や日本の財政破綻に備えられる点も魅力です。
プライベートバンクとの違いとは?
オフショア銀行は、しばしば「プライベートバンク」と混同されることが少なくありません。
プライベートバンクとは、もともとスイスで発展した個人向けの総合金融サービスで、富裕層を対象に資産運用や資産承継のアドバイスをおこなう銀行のこと。
資産運用を得意とする銀行、資産を守ることに強みがある銀行、税務対策といったストラクチャーに特長がある銀行などさまざまです。
最近では、ルクセンブルクなどオフショア地域での活動が盛んになっているため、混同してしまうのかもしれませんが、オフショア銀行とプライベートバンクは全く異なるので注意しましょう。
オフショア銀行は税金がかからない?
また、「オフショア銀行=税金がかからない」と勘違いしている人も多いようです。
中には、「オフショア銀行の口座に資産を預ければ、日本の納税義務から免れられる」などと伝えている斡旋業者やWEBサイトもありますが、こちらも間違いなので要注意。
日本在住の方は、どの国や地域に資金を保有していても、日本の税務署に報告をしなくてはなりません。
また、どの国の銀行に資金を預けても、毎年得た利息分の税金を支払う義務があります。むしろ、5,000万円以上の海外資産を保有する場合は税務署に報告義務が課せられる※など、オフショア銀行の税に関する規制は厳しくなっています。
まとめ専門知識を持ったプロにサポートしてもらおう
オフショア銀行には、金利が高い、あるいは日本にはないタイプの金融商品を利用できる、為替変動や財政破綻などのリスクに備えられるなどさまざまなメリットがあります。
ただし、オフショア銀行だからといって、すべての銀行が高金利・安全とは限らないので要注意。
また、何らかのトラブルが起きた場合は、現地の言葉で直接コミュニケーションを行わなくてはなりません。何かあったとき、自分で取り引きの指示が出来ない口座では、かえってリスクを高めてしまうかもしれないので注意しましょう。
リスクを抑えてオフショア銀行を開設したいなら、サポート会社の利用がおすすめです。専門知識を持ったプロフェッショナルが日本語で口座開設をサポートしてくれる上、口座のトラブルや運用の疑問点などについても相談に乗ってくれるので安心です。
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合同会社PPS
「海外銀行口座開設」のプロフェッショナル
- 合同会社PPS
- 吉岩勇紀代表
2007年創業、これまで2,500人以上の海外銀行の口座開設をサポート。独自の人脈と豊富な知識で海外銀行とのコネクションを築く。現在はプライベートバンク(モナコ)・アクレダ銀行(カンボジア)・JDB銀行(ラオス)をはじめ、計8銀行の口座開設をサポートしている。